101 第89話【後編】

3-89-2.mp3 電子鍵が開かれる音が聞こえたため、窓から外を見つめていた小早川はそちらの方を見た。 そこには警備員姿の男が立っていた。 一介の警備員がなんの断りもなく研究室の鍵を勝手に開けて入ってくる事自体がありえない。 あまりもの想定外の状況を目の当たりにして、小早川は反応に困った。 「なんだ…君…。」 小早川がこういった瞬間、突如として警備員は小早川の背後に回り込んだ。そしてハンカチのような布で彼の口元を抑える。 まもなく小早川は気を失った。 「小早川先生!守衛室です!応答願います!小早川先生大丈夫ですか!」 どうやらとっさに小早川は非常通報装置のボタンを押していたようだ。 「チッ。」 警備員姿の男は窓から外の様子を見る。 今の所まだ研究棟全体が騒ぎになっていないようだ。 彼は窓を開けた。 そして横たわる小早川の靴を脱がせる。 「っしょっと…。ってか重めぇよ。こいつ。」 男は小早川を担ぐとなんのためらいもなく、それを5階の窓から真っ逆さまに突き落とした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「そうか。早いな。」Понятно. Ты рано. タバコの火をつける音 吸い込みそして吐き出す 「すでに一回やらかしてるからな。」Он уже сделал это один раз. 「曽我コロシの件か。」Дело убийцы Со…

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